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熊野本宮大社(和歌山県田辺市) 6年ぶりに参拝。 「人生甦りの地」「熊野信仰」「熊野街道(大辺路・中辺路・伊勢街道・東熊野街道・西熊野 十津川街道・大峯奥駆道)」「大斎原(おおゆのはら)」「世界遺産 熊野本宮館」。日本第一霊験所・全国熊野神社総本社・熊野権現・熊野坐神社・熊野本宮・本宮官幣大社・式内名神大社・世界遺産・社殿三棟:国の重要文化財を行く(part1)

神社仏閣, 趣味その他|2013/04/28 posted.

熊野遠征2013/04/13記事
・熊野本宮大社(和歌山県田辺市)(part1)
・本宮温泉郷(湯の峯・川湯・渡瀬)(part2)
・お食事 しもじ 本宮店(本宮町)(part3)
・瀞峡めぐりの里 熊野川(和歌山県)(part4)
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まずは現社地へ

<日本第一霊験所・全国熊野神社総本社・熊野権現・熊野坐神社・熊野本宮・本宮官幣大社・式内名神大社・世界遺産・社殿三棟:国の重要文化財>

熊野本宮大社[熊野坐神社] 
和歌山県田辺市本宮町本宮
℡0735-42-0009
主祭神 家都美御子大神
 (けつみみこのおおかみ)
社格等 官幣大社、別表神社
創建 伝崇神天皇65年
本殿の様式 切妻造向拝付
前回参拝 2007/10/28
今回参拝 2013/04/13
◇上四社(第一殿~第四殿)
・②第一殿西御前。熊野牟須美大神(阿弥陀如来)、
          事解之男神(千手観音)
・②第二殿中御前。速玉之男神(薬師如来)
・①第三殿證証殿。家都美御子大神(阿弥陀如来)
・③第四殿若宮。天照大神(十一面観音)
※①~③番号は正式な参拝順

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↓ 前回参拝 2007/10/28
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 熊野三山、特に那智大社(和歌山県那智勝浦町)は隣接する西国三十三ケ所霊場である青岸渡寺参拝を兼ねて10回以上参拝しています。
速玉大社に至っては父の出身地が新宮市ということもあり、何回参拝しているのか見当もつかないほど。
何回も参拝している両山に比べて本宮大社は3回ほど。理由は家族が山道の長距離ドライブが苦手なので、一人で帰省した時にしかチャンスがなく、さらに西国巡礼を優先していたのでどうしても本宮町へ行く機会がなかったのです。
また、西国巡礼で和歌山市方面から熊野へ行く途中は景色のこともあって大辺路(おおへち)ルートを取る事が多く、中辺路(なかへち)を選択することは稀。今まで数回しか中辺路ルートを使っていません。

◇熊野古道ルート図
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 参考記事(ルートについて)
・紀伊半島のスーパーと熊野街道(ルート説明)
・東熊野街道を那智から吉野へ
・熊野三山から天川村修験道の旅“風”
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 さて、熊野本宮大社のおさらい。
熊野国は紀伊半島の南部、志摩半島よりも南の地域と決められたのは成務天皇(第13代)の時代。初代の国造は大阿斗宿裲(オオアトノスクネ)。
この大阿斗宿裲の祖先が、神武天皇東征の折り、天剣布都御魂(フツノミタマ) を献じて窮地を救った「高倉下(タカクラジ)」。窮地を切り抜けた神武天皇は高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)より遣わした「八咫烏(太陽の化身)」により大和橿原まで導かれる。
また、大阿斗宿裲は物部氏の祖先で神別諸氏です。その新別諸氏の日神信仰により創立したのが熊野本宮大社です。
熊野信仰は太陽の黄泉返りを願う祭礼といわれますが、上記のような記紀の記述によってその理由を良く理解することができます。
ご参考・2012/01/02石上神宮(奈良県天理市)

 本宮祭(4/13~4/15)の挑花(ちょうか)が飾られています。また正遷座百二十年大祭 ハッピ・ハチマキセット(なんと3000円というありがたい価格設定)も。
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どれにしょうかと迷うが、まず御朱印。御朱印帳を購入。
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↓ 新宮速玉大社と那智大社の朱印帳

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◇八咫烏ポスト(境内に設置されています)
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↑本宮のカラスはなんとなく神々しく見えてしまう

◇拝殿
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↑ 宮司 書 

◇JFA八咫烏
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◇八咫烏ステッカー
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◇本地仏
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◇熊野三山御神符
・本宮
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・新宮速玉大社
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・那智大社
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続いては現社地より少し離れた場所にある「大斎原(おおゆのはら)」
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元の社地は十津川(地図上の表記は“新宮川”で“熊野川”は北山川と合流した下流域に地図上は表記されている)の中洲にありましたが1889年(明治22年)の水害の影響で高台の現社地へ遷座。
古図を見ると上・中・下社で「熊野三所権現(十二殿祭神で“熊野十二社権現”)とも」と呼ばれたことが良くわかります。
古来より聖地とされた場所だけに周囲・境内内はただならぬ雲氣を感じます。
その氣は厳かで、清からであり、健やかに育み優しく包みこむような「炁」。
日本人のふるさとともいえるこの地を再び訪れたことを感謝。修祓し、十二祭神に祝詞奏上。

大斎原 旧社地に鎮座
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↓ 2007/10/28

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和歌山県の世界遺産登録地の紹介をかる「熊野本宮館」で少しお勉強。
南北2棟あり、熊野信仰や和歌山県の世界遺産についてより深く知ることができます。

世界遺産 熊野本宮館 
和歌山県田辺市本宮町本宮100番地の1
℡0735-42-0751 
・多目的ホールは紀州材を使った八角形。最大収容席数:248席。
・本宮関連展示「本宮と熊野信仰」「熊野参詣の変遷」「熊野本宮の伝承・風土と歳時記」。
・世界遺産展示「展示&交流空間“Kii Spirit”」(和歌山県世界遺産センター)
敷地面積 約8,800m2
延べ床面積 約1,380m2
高さ(建物) 約10.6m
総事業費
(H19~20) 813,142千円
駐車場 58台
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◇資料
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・過去の神社参拝フォトと御朱印(現在 更新中止)

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●熊野古道や熊野街道等世界遺産
・2008/05/07十津川街道から高野山金剛峯寺・奥の院~高野・龍神ドライブウェイ~龍神温泉
・2009/03/29那智山本尊屋御開帳と那智の滝(動画)
・2009/03/30大辺路ルート。串本~太地~勝浦(和歌山)
・2009/05/09大辺路。Aコープ クックガーデン(田辺市)
・2009/05/16東熊野街道から吉野、明日香、初瀬
・2009/11/18那智山とAコープランティス(和歌山県)
・2009/11/20東熊野街道から奈良県上牧へ
・2009/12/18東熊野街道とさんまの丸干し
・2010/05/30那智山、速玉大社・神倉神社(和歌山)
・2010/05/30花の窟、大丹倉(三重県熊野市)
・2010/05/30熊野から天川村・大峯奥駆道横断
・2010/12/12世界遺産金峯山寺と大峯奥駆道(奈良県)
・2011/04/24神武東征上陸地~壷阪寺・百済寺他
・2011/05/08五郷山草店と東熊野街道(熊野市)
・2012/05/26那智山8巡拝目(那智の旅1)
・2012/05/27世界遺産 補陀洛山寺(那智勝浦町)
・2012/05/27浜の宮王子社跡(熊野三所大神社)

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●「記紀」関連記事
・2008/01/13伊勢神宮伊勢弐年遷宮奉賛会募金推進委員に任命される
・2009/12/20伊勢神宮 内宮と外宮(1)
・2010/05/19伊勢国一宮 都波岐神社・奈加等神社
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・2010/12/19橿原神宮(神武天皇と媛蹈鞴五十鈴媛命)
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・2011/04/24神武東征上陸地~壷阪寺・百済寺他
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・2011/06/05箸墓古墳と大和国一宮 大神神社
・2011/07/31都波岐神社・奈加等神社(再訪)
・2012/01/02石上神宮(布都御魂大神)国宝
・2012/05/26那智山 青岸渡寺と那智大社
・2012/05/27(那智勝浦町)
★・2012/06/10伊弉諾神宮(兵庫県淡路島)
・2012/06/10岩楠神社と淤能碁呂島伝説(淡路島)
★・2012/08/18伊勢神宮 外宮と正宮・別宮
★・2012/08/18伊勢神宮 内宮と正宮・別宮
・2012/08/31花窟神社[熊野市]
・2013/01/12花の窟神社と産田神社(三重県)

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●その他、神社仏閣・旅・自然などテーマ別記事の索引ページがあります。